
内分泌系の機能 1:Day24 <生理学教室58days>
第24日目。内分泌系の機能 1 です。 情報伝達は神経系と内分泌による二大調節系によるが、それらをつなぐのが神経分泌である。 これらの目的は、個体のホメオスタシスの維持、種族の保存である。 ホルモンの定義は、体内の内分泌器官、腺細胞で産生さ...

尿の生成と排泄3:Day23 <生理学教室58days>
第23日目。今回は尿の生成と排泄の3です。 不要な物質は糸球体でろ過され、更に毛細血管から遠位尿細管へ分泌されて効率よく排泄される。 分泌はまた、電解質イオンの調整によりホメオスタシスを維持する。 二酸化炭素(CO2)は、尿細管壁細胞で炭酸...

尿の生成と排泄2:Day22 <生理学教室58days>
第22日目。尿の生成と排泄2です。 尿の生成と排泄2 水の再吸収 水は、Na+ の再吸収に伴い、浸透圧を戻すために受動的に、70~80%が近位尿細管で再吸収される。 残りは、ヘンレのループ下降脚、遠位尿細管、集合管で吸収される。 集合管では...

尿の生成と排泄1:Day21 <生理学教室58days>
第21日目。今日から尿の生成と排泄です。 尿の生成と排泄1 腎の機能 たんぱく質代謝の最終産物である尿素、尿酸、クレアチニンの排泄。 糖質、脂質の中間代謝産物の排泄。 体内の解毒作用で生じた物質の排泄。 体液恒常性の維持。 レニンの分泌。 ...

体温とその調節2:Day20 <生理学教室58days>
第20日目。体温とその調節2です。 体温とその調節2 最大限に熱放散しても体温が上昇するのがうつ熱、長時間続くと熱射病になる。 寒冷環境での長期間の生活で、非ふるえ熱産生が増大し、基礎代謝が増加する。これを寒冷馴化という。 発熱の機序 設定...

体温とその調節1:Day19 <生理学教室58days>
第19日目。体温とその調節1です。 体温とその調節1 体温は月経周期の卵胞期より、プロゲステロンが分泌される黄体期の方が高い。 60%を占める輻射は、電磁波として熱放散し、冷たい物質に接触すれば熱は伝導して失われる。皮膚面の空気に対流が起こ...

栄養と代謝2:Day18 <生理学教室58days>
第18日目。栄養と代謝2です。 栄養と代謝2 空腹時、肝臓でグリセロールやピルビン酸から、脳が使うグルコースを生成することを糖新生という。 脳以外の組織では、脂肪組織の脂肪酸がβ酸化されたケトン体を用い、これがクエン酸回路に入りATPを作る...

栄養と代謝1:Day17 <生理学教室58days>
第17日目。今回から栄養と代謝です。 栄養と代謝1 異化作用とは、栄養素 (主にグルコース) を、簡単な H20、CO2 、N2 化合物へ分解し、エネルギーを得ることであり、同化作用とは、逆に糖質 (炭水化物) 、たんぱく質、脂肪などに合成...

消化と吸収3:Day16 <生理学教室58days>
第16日目。消化と吸収の最終日です。 消化と吸収3 酸性蛋白消化物により、十二指腸、小腸上部の基底顆粒細胞からホルモンであるセクレチンとコレシストキニンが分泌される。コレシストキニンは膵臓から十二指腸内に消化酵素を分泌させ、また胆のうを収縮...

消化と吸収2:Day15 <生理学教室58days>
消化と吸収2 糖質 口腔内で唾液アミラーゼ、十二指腸、小腸内で膵アミラーゼにより消化される。 小腸上皮細胞には、Na+との共輸送で入り、小腸上皮刷子縁および細胞内で単糖類のグルコース、フルクトース、ガラクトースまで最終消化される。 これらは...

消化と吸収1:Day14 <生理学教室58days>
第14日目。今回から消化と吸収です。 消化と吸収1 消化管の筋は、口腔一食道と外肛門括約筋だけは横紋筋で、あとはすべて平滑筋である。 腸壁伸展により輪走筋が収縮して分節運動が、 縦走筋が収縮して振り子運動が起こり、さらに、輪走筋と縦走筋の共...

呼吸の生理学3:Day13 <生理学教室58days>
第13日目。呼吸のブロック最後、呼吸の生理学3です。 呼吸の生理学3 延髄の呼吸中枢からの信号は、吸息ニューロン、運動ニューロンを介して吸息筋 (横隔膜と外肋間筋) へ、また、呼息ニューロン、運動ニューロンを介して呼息筋 (内肋間筋) へ伝...

呼吸の生理学2:Day12 <生理学教室58days>
第12日目。呼吸の生理学2です。 呼吸の生理学2 02とCO2は高分圧から低分圧へ拡散する。 呼気の分圧 PO2=120mmHg、PCO2=30mmHg ※死腔の分も含むので02は多い。 肺胞の分圧 PO2=100mmHg、PCO2=40m...

呼吸の生理学1:Day11 <生理学教室58days>
第11日目。 今日からは呼吸の生理学です。 呼吸の生理学1 肺胞壁の弾性と肺胞内面の水の表面張力で肺胞はつぶれようとするが、それを常に陰圧の胸膜腔が引っ張って 広げ、阻止している。肺胞の細胞が分泌する表面活性剤は表面張力を弱め、膨らみやすさ...