内分泌系の機能5:Day28 <生理学教室58days>
内分泌系の機能5 副腎髄質 副腎髄質はクロム親和性組織で、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンを分泌する。これらはアミノ酸1個からなるアミン系ホルモンである。 骨格筋を制御するのが体性神経系、内臓筋を支配するのが自律神経系である。 自...
内分泌系の機能4:Day27 <生理学教室58days>
内分泌系の機能4 副腎皮質ホルモン 副腎皮質は、コレステロールを原料とした3種類のステロイドホルモンを分泌し、カテコールアミンを分泌する髄質とは発生から性質が違う。 糖質コルチコイド (コルチゾル) 糖質代謝活性が高いホルモンは、コルチコイ...
内分泌系の機能3:Day26 <生理学教室58days>
内分泌系の機能3 バゾプレッシンとオキシトシン 視床下部の神経細胞でつくられたバゾプレッシンと乳汁射出、子宮収縮を刺激するオキシトシンは、軸索から下垂体後葉で血管中に直接神経分泌される。 バゾプレッシンは、腎集合管における水の再吸収を増加さ...
内分泌系の機能2:Day25 <生理学教室58days>
第25日目。内分泌系の機能2 です。 下垂体は小指頭大で、前葉および中葉(腺組織)と後葉(神経組織)にわかれている。 【視床下部一下垂体系】 視床下部神経細胞から神経分泌された放出ホルモン (RH)が、下垂体前葉の腺細胞を刺激し、2種類のホ...
内分泌系の機能1:Day24 <生理学教室58days>
第24日目。内分泌系の機能1 です。 ホルモンについて 情報伝達は神経系と内分泌による二大調節系によるが、それらをつなぐのが神経分泌である。 これらの目的は、個体のホメオスタシスの維持、種族の保存である。 ホルモンの定義は、体内の内分泌器官...
尿の生成と排泄3:Day23 <生理学教室58days>
第23日目。今回は尿の生成と排泄の3です。 尿の生成と排泄3 不要な物質は糸球体でろ過され、更に毛細血管から遠位尿細管へ分泌されて効率よく排泄される。 分泌はまた、電解質イオンの調整によりホメオスタシスを維持する。 二酸化炭素(CO2)は、...
尿の生成と排泄2:Day22 <生理学教室58days>
第22日目。尿の生成と排泄2です。 尿の生成と排泄2 水の再吸収 水は、Na+ の再吸収に伴い、浸透圧を戻すために受動的に、70~80%が近位尿細管で再吸収される。 残りは、ヘンレのループ下降脚、遠位尿細管、集合管で吸収される。 集合管では...
尿の生成と排泄1:Day21 <生理学教室58days>
第21日目。今日から尿の生成と排泄です。 尿の生成と排泄1 腎の機能 たんぱく質代謝の最終産物である尿素、尿酸、クレアチニンの排泄。 糖質、脂質の中間代謝産物の排泄。 体内の解毒作用で生じた物質の排泄。 体液恒常性の維持。 レニンの分泌。 ...
体温とその調節2:Day20 <生理学教室58days>
第20日目。体温とその調節2です。 体温とその調節2 最大限に熱放散しても体温が上昇するのがうつ熱、長時間続くと熱射病になる。 寒冷環境での長期間の生活で、非ふるえ熱産生が増大し、基礎代謝が増加する。これを寒冷馴化という。 発熱の機序 設定...
体温とその調節1:Day19 <生理学教室58days>
第19日目。体温とその調節1です。 体温とその調節1 体温は月経周期の卵胞期より、プロゲステロンが分泌される黄体期の方が高い。 60%を占める輻射は、電磁波として熱放散し、冷たい物質に接触すれば熱は伝導して失われる。皮膚面の空気に対流が起こ...
栄養と代謝2:Day18 <生理学教室58days>
第18日目。栄養と代謝2です。 栄養と代謝2 空腹時、肝臓でグリセロールやピルビン酸から、脳が使うグルコースを生成することを糖新生という。 脳以外の組織では、脂肪組織の脂肪酸がβ酸化されたケトン体を用い、これがクエン酸回路に入りATPを作る...
栄養と代謝1:Day17 <生理学教室58days>
第17日目。今回から栄養と代謝です。 栄養と代謝1 異化作用とは、栄養素 (主にグルコース) を、簡単な H20、CO2 、N2 化合物へ分解し、エネルギーを得ることであり、同化作用とは、逆に糖質 (炭水化物) 、たんぱく質、脂肪などに合成...
消化と吸収3:Day16 <生理学教室58days>
第16日目。消化と吸収の最終日です。 消化と吸収3 酸性蛋白消化物により、十二指腸、小腸上部の基底顆粒細胞からホルモンであるセクレチンとコレシストキニンが分泌される。コレシストキニンは膵臓から十二指腸内に消化酵素を分泌させ、また胆のうを収縮...
消化と吸収2:Day15 <生理学教室58days>
消化と吸収2 糖質 口腔内で唾液アミラーゼ、十二指腸、小腸内で膵アミラーゼにより消化される。 小腸上皮細胞には、Na+との共輸送で入り、小腸上皮刷子縁および細胞内で単糖類のグルコース、フルクトース、ガラクトースまで最終消化される。 これらは...