今回は、筋肉は動かすことで血行が良くなるというお話です。
接骨院での治療の際に患者さんによく言う言葉があります。
「無理しないで動いてくださいね。」
ん?
「無理しないでゆっくりしてくださいね。」
じゃないの?
痛くても動かす?
痛みがあるときって動きたくないですよね。確かにそうです。それに、そもそも「痛み」という信号は、炎症等があるから安静にしていなさいと警告するために発せられているものです。
ぢゃぁ動いちゃダメじゃん!
…
その通りです。
炎症で痛みが出ている場合は、炎症が治まるまで無理して動かない方がいいです。
でも、
筋肉が硬くなって痛くなっている場合、肩こりとか疲労が原因と思われる腰痛など、血行不良が根本にあると考えられる症状は、動いた方が治りが早いです。
特に朝、ベッドから起きるときが一番痛かったりします。これは寝ているときはあまり動かないので、血行が悪くなっているためです。
起き上がる前に。ベッドの中で身体をすこし動かしてから起きてみてください。ずいぶん楽になると思います。
大切なことなのでもう一度言いますが、
血行不良によって筋肉が痛みを出している場合の話で、どんな状況でもと言う訳ではありませんので、その点はご注意ください。一度は病院や接骨院などで診てもらうことをおすすめします。
運動と鎮痛
また、軽い運動には痛みを和らげる効果があります。
血行促進ももちろんですが、軽い有酸素運動により、脳内で鎮痛作用のある物質が分泌されることがわかっています。この物質は痛みの伝達を抑制しますので、痛みが軽減する可能性があります。もちろん運動をしない方がいい状態の方もいますので、心配な方は事前に病院などで診察はしてもらってください。
あなたも、” 無理しないで動いて ” 下さいね。