内分泌系の機能5
副腎髄質
副腎髄質はクロム親和性組織で、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンを分泌する。
これらはアミノ酸1個からなるアミン系ホルモンである。
骨格筋を制御するのが体性神経系、内臓筋を支配するのが自律神経系である。
自律神経は神経を節で1回変えている。
交感神経系では、節前線維からはアセチルコリン、節後線維からはノルアドレナリン
副交感神経系では、節前線維からはアセチルコリン、節後線維からはアセチルコリン
がそれぞれ出る。
副腎髄質は、交感神経節後線維に相当する組織で、節前線維から出るアセチルコリンに刺激されて、主にノルアドレナリンを分泌する。
アドレナリン・ノルアドレナリンは、ストレス下や闘争時に交感神経が興奮して分泌される。これをキャノンの緊急反応という。
アドレナリンは、心臓のβ1受容体に作用して心拍数・収縮力を増強させ、 肝臓でグリコーゲンを分解して血糖を上昇させる。
ノルアドレナリンは、全身の血管の α1受容体に作用して収縮させ、血圧を上昇させる。
アドレナリン、ノルアドレナリンともに血中へ遊離脂肪酸を放出し熱を産生する。※脂肪 = 脂肪酸 + グリセロール → エネルギーに使う
ノルアドレナリンは、β2受容体に作用して冠動脈、骨格筋動脈、気管支筋を合目的に拡張させる。
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