第7日目。循環の生理学の2日目です。
循環の生理学2
- 心臓の活動電位の記録である心電図の誘導は、標準肢誘導、増高単極肢誘導と一般的な単極胸部誘導の三種類ある。
- 洞房結節がペースメーカーとなり、規則正しいリズムでP波が出現。
- P波 (PQ間):心房の興奮 (収縮)
- QRS波 :心室全体への興奮の広がり (収縮)
- T波: 心室の興奮の回復 (再分極) = 弛緩
- 冠動脈の血流障害による心室に発生する心筋の壊死を心筋梗塞といい、ST上昇、陰性T波が出る。
- アイントーベンの正三角形から平均電気軸を計算し、心臓の位置、心室の肥大等の異常を見つける。
- すべての細胞は、-20~90mVの静止膜電位を持つが、心筋細胞は、 Na+ の流入で膜が脱分極すると活動電位が発生して収縮が起こる。
- 心周期では、血液は圧の高い方から低い方へ流れ、充満期、等容性収縮、駆出期、等容性弛緩期が繰り返される。
- 充満期では房室弁が開き、心房から心室へ血液が流れて心室に充満する。
- 心臓の弁の開閉や血流の状態の変化で起こる振動を心音といい、房室弁が閉じた音が Ⅰ音、大動脈弁、肺動脈弁が閉じた音が Ⅱ音である。