患者さんが施術を受けようと思うのはどんな時でしょうか?
「どこかが痛い」とか「しびれがある」とか何らかの不具合があった時だと思います。
わたしとしては、施術で症状自体の改善が多少できたとしても、不具合自体の原因が突き止められなければ、あくまでも一時的なもので根本的な改善にはなりません。
問診
患者さんに何がつらいのかをお聞きし、そのつらさの原因に心当たりがあるか聞いてみます。もちろん、明らかな原因がわかっている患者さんもいらっしゃいますが、多くの患者さんは特に心当たりがないとおっしゃいます。いろいろと探してみると患者さんの不具合がある部分に根本的な原因が無く、別の個所が悪さをしていることで不具合が出ていることも多いのです。
からだのゆがみ
からだにゆがみやねじれがありアンバランスになった結果、一部の筋肉の負担が増え痛みの原因になっていることがあり、そういう場合、患者さん自身には心当たりがないことが多いです。負担が多くなった筋肉が疲労し、その疲労の蓄積が限界を迎えると痛みを出し始めますので、患者さん自身の感覚では何もしていないのに急に痛くなったと感じるのです。
しかしながら、目で見てわかりやすく捻じれていたり歪んでいることは比較的少なく、実際には、動かすことで動作時の違和感や痛みなどで歪んでいるか判断していきます。歪みがあったら直していけばいいのですが強い力で矯正するのはおすすめ出来ません。あくまでも自然に戻っていくように誘導するだけです。