セルフメディケーションって?
セルフメディケーションという言葉を聞いたことがありますか?
WHOの定義では、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」と言われています。
- 運動習慣をつけて身体を動かす。
- バランスの取れた食事をする。
- 十分な睡眠や休息をとる。
- 健康診断等で体調の把握をする。
- 一般用医薬品(OTC医薬品)をうまく活用する。
病気の予防や体調を管理し自身の健康を自分で守るという心構えが大切です。
かぜっぽいときに市販の風邪薬を飲んで休むというのもセルフメディケーションになります。
もちろんなんでも自分で治すと言うことではなく、症状が改善しない場合などは医療機関等を受診するようにしてください。
セルフメディケーション税制
所得控除
OTC医薬品の購入に関しては、対象の医薬品の購入が一定の額を超えたときにその金額分が、課税所得から差し引かれる制度があります。
本人または生計を一にする家族がOTC医薬品を購入した際に、その年間の合計額が税込12,000円を超えた分(上限88,000円)について、所得控除を受けることができます。1月からの1年間で購入した分に適用され、翌年の確定申告で申請できます。
誰でも利用できるの?
この制度の対象となるのは、以下の3つすべてにあてはまる方です。
- 所得税、住民税を納めている。
- 申告対象となる1年間(1月~12月)に、特定健康診査(メタボ健診)、予防接種、定期健康診断(事業主健診)、健康診査、がん検診のいずれかを受けている。
- 現行の医療費控除を受けていない方
ただし、セルフメディケーションによる所得控除と従来の医療費控除を併用することはできませんのでご注意ください。
対象のOTC医薬品は?
厚生労働省 セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)についてに掲載されている医薬品が対象となります。
セルフメディケーション税制の対象となる商品パッケージには下のようなマークがついています。