第3日目 生理学の基礎3。生理学の基礎は今日で終わり、次回からは血液の生理学になります。
生理学の基礎3
- 低い方から高い方へ、ATPのエネルギーを使って上り坂輸送することを能動輸送という。
- すべての細胞の細胞膜にあるナトリウムポンプは、ATPを使って Na+ を細胞内から細胞外へ汲みだし、逆に K+ を細胞内へ汲みいれる。
- たんぱく質の様な高分子物質を、ATPを使って細胞膜の形を変えて細胞内に取りこむことをエンドサイトーシスという。取りこまれるとリソソームで消化される。 ATPが必要。細胞内で作られたホルモン等は逆にエキソサイトーシスで放出される。
- 細胞数は 1㎟中以下の通り。
- 赤血球:男子500万、女子450万
- 白血球:3500~9000
- 血小板:12~40万
- 血液中の細胞成分割合であるヘマトクリットは、男子45%、 女子40%である。
- 血漿たんぱく質には、膠質浸透圧の維持に働くアルブミン、免疫や運び屋として働くグロブリン、血液凝固にかかわるフィブリノーゲンがあり、計7.5g/dlである。
- 血糖は血液中のグルコースのことで、正常な空腹時血糖値は約100mg/dlでエネルギー源となる。
- 血漿には、陽イオンの Na+ , 陰イオンの Cl- が特に多く、HCO3- (重炭酸イオン) も多い。
- 血漿と等張の0.9%食塩水を生理食塩水という。